自作パソコン組立講座 2003年版

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はじめに  組立の基礎知識 ケースについて  マザーボードについて CPUについて

メモリについて ビデオカードについて サウンドカードについて

 

■ビデオカードについて

 

ビデオカードとは、マザーボードから送られてくる映像データを人の目で確認できるようにディスプレイに画像を表示させるのがその役割となります。そのビデオカードのビデオチップや、各メーカーのドライバによりその表示の仕方も様々となります。

例えば、色数、画面の領域(解像度)、リフレッシュレート(ディスプレイ表示において、1秒間に何回画面が更新されるかを表わした値)などが変わってきます。

例で、標準解像度が 1,024×768ドット/32bitカラー/85Hz  と明記されていたとすると、1,024×768の画面の表示領域で32bitフルカラー表示、85Hzのリフレッシュレートで快適に表示されるということになります。

最大解像度はそのビデオカードの最大の表示能力ですので、ディスプレイの方もそれ相応に対応していなければ表示することは出来ません。(たとえビデオカードのリフレッシュレートが100Hzまで出たとしても、モニターがそれに対応していなければ表示することができない)

ビデオカードには大きく分けて3D表示に優れている物、2D表示に優れている物があり、その下に、3D表示では、ゲームなどのDirect3D、3DCGなどのOpenGL表示に優れている物から、2D表示では、デザイン作業やCG作成など色彩表示の優れた物や、ビデオエンコーディングや動画作成に優れた物もあります。

このビデオカード選びも目的に応じて選択していくことになります。インターネットやメールをメインとする人が何十万もする高額なOpenGL用のビデオカードを購入しても大きなメリットはほとんどないという感じです。

 

 

ビデオカード関連リンク

 

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■実際のビデオカードの選択

 

  • とりあえず画面が映ってればいい。サーバや、メンテナンス作業などとりあえず表示など。
  • 3D表示に興味がなく今後も使うことはない。
  • とにかくビデオカードにお金をかけたくない。

実際のところ3Dに縁のないパソコンの組立についてのビデオカード選びですが、できるだけお金をかけないで組み立てるという場合ですと、ビデオ機能をオンボードで搭載しているマザーボードを購入するというのも1つの手です。ビデオカード分のお金が浮くので、その分他のパーツに費やすことも出来ます。ただ、あくまでもオンボードビデオ機能ですので、画質や、解像度、色数、3D表示能力などはあまり期待してはいけません。


  • 2Dの画質重視である。
  • ワープロソフトや表計算ソフトなどで画面のにじみが気になるなど。
  • デザインや、CGなどの色表示のはっきりとした物がほしい。

この場合は、現在ではMatlox製のビデオカードが値段、性能と共に人気があります。MillenniumシリーズでもG550のバルク品など意外と安価で購入することも出来ますし、ドライバも定評があります。ただ正確な色表示や、画質にこだわるのでしたらそれなりのモニターも必要になってくるでしょう。


  • 仕事にも使うが3Dにも興味がある。
  • たまに3Dゲームをする。
  • 3Dゲームはするがとりあえず手頃なもので十分だ。あまりお金をかけたくない。

この場合ですと、多少3D表示能力のあるビデオカードも考慮しなくてはいけません。現在主流となっているチップメーカーはATInVIDIAです。両者とも特徴があり、「どちらの方が性能がいいのか」という争いの真っ只中でもあります。しかし製品が出た当時は最高の性能であっても数ヵ月後には新製品が発表されるという過酷な時期でもあります。そして、一世代前、二世代前の製品は値下がりも激しく意外と十分な性能だったりもします。ここは、一世代前、二世代前の製品で、ドライバの更新もされているビデオカードの選択というのが、賢いかもしれません。nVIDIAのGeForceMX系や、GeForceTi 4200、ATIの9000系などですね。GeForceMXだと1万円台などで購入も出来ます。特にゲーム重視であれば、GeForce推奨のゲームも多いので無難かもしれません。

色々なメーカーから様々なビデオカードが出ていますが、あとは付属している機能やソフト、サポート体制、TV-in、out機能やビデオキャプチャ、ドライバ、日本語マニュアル対応などで選択することになります。サポートや他社とは一味違う性能であればカノープス製が定評があります。


  • ベンチマーカーである。ベンチマークの数字重視。
  • バリバリの3Dゲーマーである。

こうなると最新のビデオカード以外選択の余地がなくなってしまうのですが、(中には多少古いビデオカードのカスタマイズやチューンアップソフトなど駆使する方もいますが・・・。)現在ではATInVIDIAのチップセットで二分されるという状況になっています。これを書いている間にも新製品が出てしまう近況ですが、3度の飯よりも3Dゲームが好き、FINAL FANTASY XIをやるんだ!という方は迷わず最新ビデオカードを選択しましょう。現在搭載メモリの増加や新たなテクノロジーの導入などで割高となってはいますが、いざベンチマークの結果や、3Dゲームの流麗な画像表示にそんな事は忘れてしまうでしょう・・・(^^;

もちろん高速のCPUやメモリ、HDD、高性能マザーボードなどが揃っていればですが・・・。ただこれだけは言えますが、新製品のビデオカードが発表されるのは恐ろしく早いです。注目するべき点は、DirectXがいくつまで対応しているか、AGP 8X対応は対応しているか(マザーボードにもよります)、ビデオメモリの搭載量やそのクロック数はどうか、あとは各チップメーカーの特徴(テクスチャの表示の仕方やその質、各Shaderの質や命令数、昔なら表示ポリゴン数など)となりますが、専門的なことは省きます。

しかし一概に最新ビデオカードが絶対いいとも言い切れません。例えば何かしらの不具合や、それを修正するドライバの更新が遅くては意味がありません。発表されてから、少しの間様子見で、レビューや自分のやりたいゲームの対応状況を確認してから購入するのがいいかもしれません。


  • 3DCG製作用のパソコンを作る。
  • CADや、デザイン製作用など。

こちらは優れた色彩表現と画質、解像度とビットレート、長時間作業しても疲れにくいリフレッシュレートの優れたビデオカードを選択することになります。

価格帯もピンからキリまであり、Matrox Millennium などの一般向けの物(OpenGL用ではない)から、3Dlabs Wildcatシリーズ、ATI Fire GLシリーズ、はてはNEC TEシリーズなどがあり、このクラスになるとTE5が35万円と、お値段も跳ね上がります。

ただ仕事場ですと、コストよりも作業効率が重要視されますので、その性能から納得のいくものかもしれません。あとは、他のパーツ、CPUやメモリ、マザーボードとのバランス次第でしょうか。

3DCGなどのレンダリング速度重視であれば、ビデオカードよりもCPUになりますし、精密な作業をモニター上で確認しなければならないなら、精度の高いビデオカードを選択することになります。

何分値段も高くなりますので、選択は慎重にしなければならないのは言うまでもありません。一番重要なのはビデオカードメーカーのサポートはきちんとされているか、ドライバはきちんと更新されているかでしょう。高いクラスのビデオカードをフルに活用できるアプリケーションも高額な物が多いです。メーカーサイトのドライバの更新頻度はきちんとチェックしましょう。使用しているアプリケーションとの相性も重要ですね。


  • パソコンでTVを見たい。
  • ビデオやビデオカメラなどからパソコンに動画を取り込みたい(キャプチャ−)
  • 動画編集をスムーズに。

この場合メーカーはMatlox製、カノープス製が定評があります。TVチューナー付きのビデオキャプチャー内臓で高画質重視であれば、カノープス製のMTV2200シリーズなど、コストパフォーマンスならMTV1000などが人気があるようです。

ビデオカードではありませんが、Adobe PremiereやAfter Effectsなどのレンダリング作業をリアルタイムでスムーズにするビデオ編集ハードウェアというのもあります。Matlox製RTシリーズや、 DVStormなどが有名ですね。

 

 

ワンポイント

 

ビデオカードにおいて2Dの性能と3Dの性能は別物と考えた方がいいでしょう。

DirectXへの対応も最新のバージョンの一部対応なのか、完全に対応なのかも重要なポイントです。

OpenGLについても同じです。

 

パソコンのパーツの中でこのビデオカードは各メーカーの熾烈な競争の真っ只中ですので、新製品が次から次へと投入されてきます。ビデオカード購入の際は「最新のものが一番いいと言うわけではない」というのを意識した方がいいかもしれませんね。ちょっと待てば安くなる上に、いろんな不具合が改善されるかもしれませんし。

 

 

DVIコネクタとは?

 

DVIコネクタとは、デジタル・ビジュアル・インターフェースの端子でビデオカード側でデジタル信号からアナログ信号への変換を行わずにデジタル信号をそのままディスプレイに送ることのできるインターフェース規格のコネクタです。今までのRGB端子と違い、アナログ信号への変換作業がないため、画質の劣化がほとんどなくなっているのが特徴です。描画の正確さも高くなっています。

最近のビデオカードもDVI端子のついた製品が多くなっていますので、それに対応したモニターも1つの選択肢になるでしょう。

 

 

ディスプレイ切り替え機

 

二台目のパソコンを購入した時や、もう一台のモニターを置くスペースがないときなど、モニターをどうするか悩んだことのある方も多いかと思います。

こんな時便利なのが、このディスプレイ切り替え機です。名称もいろいろあり、VGA切り替え機や、CPU切り替え機、モニタ切替機など様々です。

一言で言うと、二台のパソコン(叉は複数台)をこの切替機に繋いでボタンやスイッチで表示したい方のパソコンを選択して切替機に接続されているモニターに表示させる物です。

マウスやキーボード、USB端子などが共有できる物もあり、なかなか便利です。

ただ、欠点がないわけではありません。まず、解像度の制限や、色数の制限、リフレッシュレートの制限などがあります。先ほどのマウスやキーボードも、確実に使えるという物でもない場合もあります。

値段の方は安い物なら5000円以下で購入することが出来ます。

購入の際チェックする点は、対応している最大解像度、色数、リフレッシュレート、でしょうか。当たり外れもあり数も多いので、これがお勧めというのはありませんが、とりあえず映ればいい程度でしたら5000円程度の物で十分かもしれません。

ただ切替機を通すと画質は悪くなりますので、それを理解した上で購入しましょう。

やはりディスプレイ(それもCRTの19インチとか)が3台とかあると場所を取りますし・・・(^^;

 

例えば高性能PC切替システム-AIR

例えばMACとPC

 

 

ビデオカードのバルク品って?

 

ビデオカードにもバルク品を売っているお店があります。通常の製品よりも安くなっています。バルクのビデオカードの売られ方も様々で、付属CDだけついてるもの、英語のマニュアルが着いてるもの、何もついてないで剥き出しの物等があります。大抵は英語マニュアルがついてきますが、付属のドライバやユーティリティの入っているCD-ROMなどは、中身が古い場合もありますので、メーカーサイトなどでチェックしてみましょう。また、多少なりとも当たり外れもあり、保証もない場合もありますので、その辺も理解した上で購入しましょう。

 

 

ビデオカード用語

 

VGA

DirectX 解説

Direct 3D

DirectDraw

グラフィックスメモリ

VRAM

AGP

OpenGL

DVI

CRT

リフレッシュレート

解像度

グラフィックスドライバ

 

 

 

 

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